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The 90 Plus Wine Club Jp

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第4回 プレミアム・セレクション

Andrew Geoffrey Vineyards  アンドリュー・ジェフリー・ヴィンヤード
設立年:1995
オーナー:ピーター・トンプソン
ワインメーカー:ジョン R ギブソン
解説:ピーター・トンプソンは、南カリフォルニアの大学に在学中の1973年にナパ・ヴァレーを訪問して以来、そこで営むワイン事業へのビジョンを具体的に持ち始めた。1992年、名高きナパ・ヴァレーのブドウ畑を所有することを目標に掲げて行動し始める。究極のブドウ畑の探索に2年半の年月を掛けたピーターは、ダイヤモンド・マウンテンの頂上に位置するアンドリュー・ジェフリー・ヴィンヤードの土地を選んだ。この未開発の土地が、適切なる努力の組み合わせによってワールドクラスのカリフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨンを生産する最先端のブドウ畑になる可能性をピーターは見抜き、1995年についに購入する。このダイヤモンド・マウンテン独特の雑木林の土地は、経験豊富な専門家チームによりブドウ畑に変身した。その後もピーターの念入りな計画通りに、最初の1年間で必要な許可書を取得し、ナパ・ヴァレーで最も大規模な浸食対策案を作成、ナパ・ヴァレーの有名なワイン専門家のレックス・ゲイトナーの指導のもとで13エーカーの土地が整えられた。
1996年に、ピーターはレックスが選んだ台木とクローンを購入し、1997年の7月下旬には、断面植栽が完了した。こうして2000年にアンドリュー・ジェフリー・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨン、最初のヴィンテージがデビューを果たした。

Antica Napa Valley  アンティカ・ナパ・ヴァレー

設立年:2006
オーナー:アンティノリ・ファミリー
ワインメーカー:レンゾ・コータレラ
解説:「アンティカ」は、アンティノリ・カリフォルニアのシンボルであり、26世代に亘るワイン醸造への一族の情熱をイタリア語で表現するものである。アンティノリ家の歴史はまた、6世紀に亘るトスカーナの伝説的なブドウ畑から最新のカリフォルニアのエステートに至るまでのワイン醸造への献身的愛の物語でもある。
息をのむほど美しいアンティカ・ナパ・ヴァレーのエステートは、ナパ・ヴァレーの東の山の高台に位置する。人里離れたアトラスピーク地区の550エーカーの敷地では、アンティノリ一族のワイン造りに対する規律と配慮を証明する小ロットのワインが生成される。その丘陵地帯、岩土壌、高地、そしてその美しい風景は、ブドウを育てる理想的な土地となる。
その土地の本来の“DNA”が、卓越した個性とスタイルを持ち合わすワインを生産することをアンティノリは信じている。2007年9月には、アンティカ・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが数量限定発売された。ヴィンテージ毎に、カリフォルニアの最高傑作となるワインの道を開くことは確実であろう。

Broman Cellars  ブローマン・セラーズ
設立年:1994
オーナー:ブローマン・ファミリー
ワインメーカー:ボブ・ブローマン
解説: ボブは成人してからずっとワインメーカーとして働いている。彼は、カリフォルニア大学デイビス校卒業後、塗装職人としてワインメーカーへの道を歩み始めたことを冗談めかして語る。彼はマティーニのセラーで働いているときに、刷毛やロールやスプレーで塗料を塗ることを学んだ。その後、彼はリバモアのコンキャノン・ワイナリーに移り、ワインメーカーの助手からワイン造りへの道を進み始め、ワインメーカーとして経験を積む。スタッグス・リープ・ワイン・セラーズが次の職場となり、5年間滞在した後、ゲノックへ、そしてセント・スペリー・ヴィンヤード・アンド・ワイナリーへと転職を重ねた。また、彼はフランス、グルジア、イタリア、チリ共和国でコンサルティングの仕事をしながらワイン造りと管理の技能を磨いていった。それぞれの職場は、彼のワイン造りの技術を磨き、高め、向上させる貴重な体験だったと彼は言う。
今では、娘のリサと並んで働くブローマン・セラーズが、家族の情熱となっている。生産量は少量の超プレミアム、手作りのカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ソーヴィニヨン・ブランを含む1400ケースだが、ブローマン・セラーズの目標は、ゆっくりと成長することでありながら、ワインに個々の注意を払い続けることができる規模範囲を超えないことを重要視しているのである。

Capiaux Cellars  キャピオー・セラーズ
設立年: 1994 
オーナー:ショーン・キャピオー
ワインメーカー:ショーン・キャピオー
解説:ピノ・ノワールは高貴な赤ワインとして、また、最も困難な生産を要する品種として認識されている。この品種は、明るくてフルーティーな味わいから、濃くて素朴な味わいまで、多くの顔と印象を持っていて、それらの厄介な品質が永遠にピノ・ノワールの「聖杯」を追求するように作り手を奮い立たせるのである。ショーン・キャピオーは1994年にキャピオー・セラーズを創設し、以後伝統的なブルゴーニュ技術と現代技術を融合した単一畑のピノ・ノワールの生産に打ち込んできている。彼の哲学は、他のワインと区別ができる生産地域の特徴を出したワインを作ることにある。独自の栽培地域から高品質、定量生産、選び抜かれたクローンブドウのみを使用。すべてのワインは自然発酵され、自然の味と香りを保持するために清澄濾過処理を一切ほどこさない。そして樽には最低限に抑えた新しいオークを通常33%使用。キャピオー・セラーズはカリフォルニアのピノ・ノワールに特化している。1994年にショーン・キャピオーは自身のワインレーベル、キャピオー・セラーズを市場に出したが、現在は東海岸でワイン・コンサルタントを手掛けながらナパ・ヴァレーのハウエル・マウンテン・アペレーションのオーショネシー・ワイナリーでワインメーカーとしても勤務する。

Cimarossa Vineyards  チマロッサ・ヴィンヤード
オーナー:ディノ・ダイナ
ワインメーカー:ショーン・キャピオー

解説:“赤い丘の上”を意味するチマロッサは、ブドウの段々畑とオリーブの木が並ぶハウエル・マウンテンの風向明媚な土地の一部である。
ナパ・ヴァレーの東の山々、高度2100フィートのボカ山脈の上に位置するチマロッサは、ワールドクラスのワインとオリーブオイルを生成する理想的な立地条件を備えている。ブドウやオリーブの木は人の手で育てられ、製品の品質にその愛情が現われているといえよう。ブドウ畑は、限定生産の、豊かで、エレガントなカベルネ・ソーヴィニヨンを生成し、オリーブの木は優れた品質のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを生産する。
ジェノヴァ出身のディノ・ダイナは、彼のイタリア文化伝統の自然な表現をチマロッサに見出したのである。

Corison Winery  コリソン・ワイナリー
設立年:1987
オーナー:キャシー・コリソン & ウィリアム・マーティン
ワインメーカー:キャシー・コリソン
解説: 不屈の精神と決意と共に、キャシー・コリソンは、30年間に亘り、大変な難題に挑み、彼女の見果てぬ夢を乗り越え、ワインと共に人生を築き上げてきた。
カリフォルニア州クレアモント市のポモナ・カレッジで生物学の学士号を取得しながら、キャシーはワインへの情熱を自分の中に見出した。ワインは“どんなことがあっても存在し続ける”という概念にとらわれた彼女は、1970年代半ばにUCデービスでワイン醸造学の修士を修得。
シャペレ・ヴィンヤード、スタグリン・ファミリー・ヴィンヤード、ヨーク・クリーク・ヴィンヤードやロングメドー・ランチなどでワインを生産していた30年は、彼女のスキルを磨き、彼女自身のワイン醸造の考えを表現することを意欲的にした。 1987年に彼女はコリソン・カベルネの最初のヴィンテージを造りあげた。「私の中に、造られる必要のあるワインがあった」と彼女は言う。
ラベルにはキャシーの名前が表示されているが、コリソンは間違いなくファミリー・ワイナリーである。キャシーの夫、ウィリアム・マーティンはワイナリーのルネサンス的教養人で、倉庫の設計から機器関連の保持、会計業務、コンピュータ・オンラインシステム関係など全てを取り仕切っている。

Flora Springs Winery  フローラ・スプリングス・ワイナリー
設立年:1978
オーナー:パット・ガーベイ & ポール・スタィンナウアー
ワインメーカー:ポール・スタィンナウアー
解説:現在のフローラ・スプリングスからは想像もできないが、その荘厳な石造りの地下室は、かつて見捨てられた「幽霊」ワイナリーであった。数十年も放置されたままとなり、伸び放題の蔦や崩れかけていた岩壁に、フローラは隠れた魔法を見つけ出したのである。この土地でのワイン造りのルーツは19世紀にまで遡り、ジェリーとフローラの子供たち、ジョン・コムスと妻キャリー、そしてジュリー・ガーベイと夫のパット・ガーベイによって歴史は作られてきたのである。
ナパ・ヴァレーの中心部に位置している、ラザフォード・アペラシオンのはるか北西の端のマカマス山脈のふもとに広がる土地が、フローラ・スプリングスである。1978年に設立されて以来、フローラ・スプリングスは30年以上家族事業として営まれている。ワイン職人と葡萄の生産者として両立している一家は、次の世代のための優れたワイン造りと、650エーカーの畑の管理に責任をもって取り組んでいる。
今では、フローラ・スプリングスの90%の赤ワインは、有機栽培のブドウ畑から供給され、これらのワインのすべてが太陽発電使用した19世紀の石造りワイナリーと洞窟の中で造られている。ワイナリーで生まれ育った三世代目の現在の生産者、ナット・コムスとショーン・ガーベイは、誇りを持って祖父母のフローラとジェリーの伝統、改革の精神、コミュニティに対する価値観を基に、ワイナリーにおける方針を新時代の手造り製造法へと変えていくことに励んでいる。

Illumination  イルミネーション
設立年:2002
オーナー:アグスティン・ヒュネイアス
ワインメーカー:チャールズ・トーマス

解説:ロワール・ヴァレーの白ワインに好奇心を抱き、友人や家族と一緒に自宅で楽しむクインテッサの白ワインを切望するアグスティン・ヒュネイアスは、2002年にクインテッサ・エステートの半エーカーにソーヴィニヨン・ブランを植えた。この小さな沖積土の土地は、川の近くの北西の隅に位置し、カベルネ・ソーヴィニヨンの最高の栽培条件と言われている風通しの良さと涼しい気温を備え持つ。
イルミネーションはこの小さなブドウ畑から始まり、限られた人たちに向けて小規模で製造していた。しかしすぐに、その確かな味は、ソムリエや、友人やゲストの味覚を満足させ、自身のワインセラー、そしてレストランに欲しいと要求されるようになった。ゆえに、ラザフォード近くのブドウ畑やナパ・ヴァレーの涼しい南部からのブドウを調査し、沖積土で、濃縮され、ミネラルを持ち、明るく、力強さを提供する限定された収穫高の畑を常に探し求めている。

Lail Vineyards  レイル・ヴィンヤード
設立年:1995
オーナー:ロビン・ダニエル・レイル
ワインメーカー:フィリップ・メルカ
解説: 1995年にマネージング・パートナーのロビン・ダニエル・レイルが設立したレイル・ヴィンヤードは、ナパ・ヴァレー130年のワインの歴史と伝統の頂点に位置している。この会社のルーツは、ロビンの曽祖伯父のキャプテン・グスタヴ・ニーバームがイングルヌック・ヴィンヤードを設立した1879年に遡る。
産業の革新、リーダーシップ、そしてニーバーム氏と甥の息子ジョン・ダニエル・ジュニアが手がけた樽から伝説となるワインが生まれるような、豊かな時代であった。初めてワインをガラスのボトルに収め、そのボトルに「ナパ・ヴァレー」のラベル表示をしたのも、その時の彼らである。
イングルヌック・ヴィンヤードは1964年に売却されたが、1970年にジョン・ダニエル・ジュニアの娘、ロビンによって家族はワインとの関わりを再開することとなった。ロビン・ダニエル・レイルはロバート・モンダビのパーソナル・アシスタントとして5年間勤め、その後、1980年代初め、「ドミナス」と「メリーベール」ワイナリーをそれぞれのパートナーと共同設立した。1995年、レイル家は自分達の所有権を他のワイナリーに手放し、自分達の伝統について考えた。そして、ロビンと夫のジョン、そして2人の娘たちは、その伝統を21世紀へと繋ぐことを決め、6世代目となる彼らのグラーヴ・スタイルのソーヴィニヨン・ブラン、孫娘の名前から取った“ジョージア”が生まれた。レイル・ヴィンヤードの全てのワインは、ワインメーカーとして名が通っているフィリップ・メルカによって造られている。彼の才能は葡萄畑においてもワインセラーにおいても発揮されている。
ロビンの父親であるジョン・ダニエル・ジュニアは、「ナパ・ヴァレーは世界一のワインを生産できるところだ」と常々言っていた。現在その彼の子供や孫が先祖代々続く優れたワイン造りの伝統を繋いでいるのである。                                     

Luna Vineyards  ルナ・ヴィンヤード
設立年:1995
オーナー:マイク・ムーン&ジョージ・ヴァレ 
ワインメーカー:マイク・ドラッシュ
解説:1995年、ジョージ・ヴァレとマイク・ムーンが、将来性を見込んでシルヴァラード・トレイル沿いの畑を購入、ナパ・ヴァレー特有の品種ばかりでなく、当時この地であまり知られていなかったピノ・グリージョとサンジョヴェーゼを植えたことから、このワイナリーが始まった。彼らは、ワイン造りで最も重要な要素は畑にあると信じているため、土地に対して深く変わらぬ敬意を抱き、できる限り土壌の改造を控え、農薬や化学肥料も制限している。手作業による摘み取りと選別、さらに自然酵母菌による発酵と長期にわたるアセレーション(果皮浸漬)があいまって、ひときわ優れたワインを生み出している。ワイナリーは、クラシックな優雅さをまとうイタリア式建造物。手づくりのタイルの床におかれたペルシャ絨毯に革張りのソファ。クリスタルのワイングラスと象眼細工を施したテーブル。このサロンのようなティスティングルームで、ルナ・ヴィンヤードの名高いカベルネ・ソーヴィニグヨンやメルロ、ピノ・リージョ、そして最新作を試飲することができる。

 

Peirson Meyer  ピアソン・マイヤー
設立年:2001
オーナー:ピアソン・ファミリー & マイヤー・ファミリー
ワインメーカー:ロビー・マイヤー
解説: 2001年のある春の夜に2組の夫婦、アランとレスリー・ピアソン、ロビーとシャノン・マイヤーは、ワインを飲みながら将来について語り合っていた。そしてその夜が、彼らが共に冒険を始める第一歩となる記念すべき夜となった。彼らは、ロビーがオノロジストとアシスタント・ワインメーカーとして、そしてアランとレスリーがワイナリー・エステート及びプロジェクト・マネージャーとして勤めていたピーター・マイケル・ワイナリー・エステートで知り合った。4人は、思いついたワインのブランド名とロゴをカクテル・ナプキンにスケッチし、 同年の秋には、最初のヴィンテージ、ロシアン・リバー・ヴァレー・シャルドネ“L’Angevin”を300ケース製造した。2組の夫婦は2005年にオリジナル・ラベル“L’Angevin”の姉妹ラベルとして“ピアソン・マイヤー”を出した。このラベルは“L’Angevin”を生み出した2組の夫婦の名字にちなんで名づけられたものである。彼たちは小さな畑で最適なワイン用の葡萄を丁寧に育て、少量の手造り“ピアソン・マイヤー”ラベルをソノマ・コースト、ナパ・ヴァレーから出荷している。

Shypoke  シャイポーク
設立年:1904
オーナー:ハイツ ・ファミリー
ワインメーカー:ピーター ・ハイツ
解説:シャイポーク・ワインに対する発想は、1904年に発端して以来、ナパ・ヴァレーの北端に位置するカリストガで100年の年月を掛けて慎重に育てられている。現在に至るまでの5世代のワイン生産者は、禁酒時代、世界大恐慌、フィロキセラ(寄生虫)のみならず、経営的な波のサイクルをも超えて、ワインを作り続けてきた。それが一族の生き方である。シャイポーク・ワインを造ることについてシンプルな哲学を持ち続け、土地を理解し、継続的に栽培を続ける土地を尊敬し、その類のない品質をワインの特徴としている。ワインは、果実圧搾の透明度があり、テーブルワインとして適しているといえる。
シャイポークは、20世紀への変わり目に出現した古い民俗の名で、牧場川沿いに巣を作る青サギに由来している。この民俗の名前は、牧場で暮らすいつの世代の家族にも好まれ、サギ達は今でもこのカリストガの小さな土地をスイートスポットとして訪れている。